コールセンターの仕事大辞典
コールセンターの仕事をわかりやすく説明するサイト。正社員から派遣社員、アルバイトまで、様々な業務形態で働くことができるオペレーターからQA、SVの業務まで幅広く紹介。あなたに向いている仕事をみつけましょう。
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コールセンターの仕事は時給も比較的高く、時間の面でも自由が利きます。空いた時間を有効活用したい主婦やダブルワークを望む人も多いはず。

コールセンターというと若い女性の職場というイメージがあるので躊躇してしまったり、募集案件にも年齢の記載がないので不安ですよね。

  • 実際のところコールセンターの仕事に年齢制限はあるのでしょうか?

企業は、求人を募集する場合、年齢を記載してはいけない

最近では募集年齢が記載された求人はあまりみかけません。雇用機会の拡大や平等の観点から法律が改正され、以前のように年齢に制限を設けることは原則としてできなくなったからです。

年齢制限を設けられるのは定年年齢を上限とした募集など例外的な場合に限られ、年齢制限とともにその理由を併記する必要があります。そのためコールセンターの仕事でも原則は年齢制限はないというのが結論です。

しかし、採用に当たっての実情は異なります。

職場ごとに求められる人材は異なる

コールセンターでは様々なものを扱います。例えば、スマホやPC、家電製品、衣類、健康食品といったものから、インターネット回線のようなサービスの契約まであります。

他にも保険や金融などの専門知識が必要とされる分野の商品もあります。また、窓口も通信販売の注文受付や製品のサポート、クレーム応対など多様です。

もちろん、コールセンターごとに必要とされる能力や比重は異なります。クレーム応対では忍耐力、複雑な商品を扱うには相応の知識力といった具合です。

要するに、コールセンターごとに求めている人材は違うワケです。若い人を求めている場合もあるし年齢を重ねた人を求めている場合もあるのです。

求人では前述のように法律によって年齢制限を設けることは禁止されているため、「シニア層が活躍する職場である」とか「30~40代の方が多く働いている」といった表現を用いて遠回しにその年代の人を募集しています。

ある程度年齢を重ねていたほうが有利なケース

オペレーターは話すことが仕事です。

例えば、20歳のAさんと40歳のBさんがいます。同じ研修を受け、電話応対のスキルを学び、同じような応対を行っても相手の受ける印象は変わってくるのです。

多くの場合、年齢を重ねた人の方が相手に落ち着いた印象を与えます。保険の相談のようなケースではやはり若い人より年齢を重ねた人の方が安心感を与えます。このような理由から各業種でも問い合わせ窓口ではシニア層を歓迎する向きも多くあります。

つまり、年齢の面で仕事探しを諦める必要はないと言えます。ただコールセンターの仕事は電話応対と同時にPC操作を必要とします。PC操作が苦手という方にはその点がネックになるかもしれません。

SVやマネージャーは年下でもやっていけるのか

年上の部下、年下の上司は双方にとって扱いづらい面があるのは確かです。しかし、コールセンターでは幅広い年齢の人が働いているため、こうしたケースは比較的よく見られます。

主に衝突するのは敬語や仕事の進め方についてです。各々の主張やプライドがぶつかり、折り合いや収集がつかないことがあります。これらは互いの意識のズレが原因ですが、年功序列と役職の上下を同列に扱うことで不和が生じるのです。

このような問題はコミュニケーションをきちんと取ることで解決します。年齢は人生経験など人間としての側面、役職は仕事上の役割の違いです。
これをお互いが認識し敬語を使い合い、仕事に関しても話し合うことができれば問題ありません。

もし相手が歩み寄ってくれないのであれば割り切って譲歩することである程度解決することができます。

どのような職場を選ぶべきか

興味がある、あるいは知識を持っている業界のコールセンターを選ぶのもよいですが、働きやすさという観点からは同世代の人が多く働いているところを選ぶのがよいでしょう。

あまり周囲と年齢が離れているとコミュニケーションの面で不安が残ります。

同世代が多いということはコールセンターの側もその年代の人を雇いたがっているということで、仕事の内容やマニュアルなども世代に合ったものである可能性が高く、また採用にあたっても多少有利になります。シニア層に向けた求人ではPC操作を必要としない仕事も存在します。

自分に合った求人を探すには

自分の条件に合う求人を探すことは簡単です。ポイントは自分で探さないことです。

要するに、自分で求人情報を眺めて、気に入った企業の情報を調べても内部のことはわかりません。だから、正社員なら人材紹介会社を利用します。
アルバイトではなく、派遣会社をとおして仕事を探すことで自分以外のスクリーニングができるワケです。

当たり前のことですが、人材紹介会社(エージェント)や派遣会社にいる人材コーディネターは、求職者と企業のマッチングを生業としているので、企業の情報をたくさん持っています。

コールセンターに強いエージェントや派遣会社も存在します。時給やシフトなどの面にばかり気を取られがちですが、詳しい仕事内容や主に働いている人の年代などがわかるとベターです。

まとめ

コールセンターというと若い女性の職場というイメージがあるかもしれません。しかし、実際は20代から50代まで幅広い年代の人が働いており、その割合もそれほど大きな差があるわけではありません。

また、最近ではコールセンターで働く男性の割合も増えています。

これはコールセンターで扱う製品やサービスの多様さと、シフトなどの面で他の職種より働き方の自由が効く点で様々な世代の人が働ける環境があるからです。

冒頭に戻るとコールセンターの仕事に年齢制限はありませんが、自分の年齢にあった求人を選ぶ方が採用の面でも職場環境の面でも良い結果が得られるでしょう。

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