コールセンターのバイトはきついと言われることがあります。実際、半年で辞めてしまうというようなケースも少なくありません。
どのような理由でキツい・大変だと感じるのかチェックしていきましょう。
仕事を覚えるのが大変
コールセンターのバイトがきつい理由としてまず挙げられるのが仕事を覚えるのが大変という点です。コールセンターでは電話での話し方や敬語、ビジネスマナーといった電話応対の基礎スキルに加え、パソコンの操作方法、取り扱う製品やサービスに関する知識と覚えなければいけない項目が多くなっています。
更にこれらは基本的に研修の過程で習得しなければいけません。つまり他のバイトでは先輩や周囲のフォローを受けつつ徐々に覚えていけばいいところを、コールセンターの場合は仕事や環境に慣れる前に詰め込まなければいけないというわけです。
ただしこれらの大変さは職場選びで左右される部分も大きいといえます。例えばIT系が苦手なのにスマホのサポートの仕事を選んでしまうなど職場選びを間違えると大変さは更に加速してしまいます。しかし逆に自分の得意なジャンルや、または受付業務などの覚える項目が比較的少ない仕事であればその分楽になります。
仕事が忙しい
仕事の忙しさが理由の場合もあります。特に慣れないうちは上手くこなせず1件あたりに時間がかかり、後がつかえてしまうことで余計に忙しくなってしまうということも起こります。
アウトバウンドの仕事では発信回数や成約数にノルマが課されているケースがあり、
こうした事態に繋がりやすいことも挙げておきます。
クレームやガチャ切り
インバウンドならクレーム、アウトバウンドならガチャ切りなど、コールセンターでは仕事上で不快な思いをすることが少なくありません。
普段の生活において、あからさまな悪態をつかれる機会はそれほど多くはありません。しかしコールセンターでは電話越しということもあり、強い言葉を浴びせられることもあります。そうした経験は慣れないうちは結構引きずってしまうものでストレスの種になってしまうのです。
仕事環境が合わない
コールセンターの仕事は電話応対です。大抵は個々のブースでPCを前にヘッドセットやインカムと呼ばれる機器を装着して仕事に臨みます。
しかしブースが狭かったりヘッドセットの予備が用意されていなかったりと、そうした環境や備品がしっかり整っていないコールセンターも中には存在します。例えばサイズの合わないヘッドセットで仕事を続けていると頭痛など不調の原因になることもあります。また会話し続ける仕事のため喉や耳にもそれなりに負担が掛かります。
コールセンターの仕事は立ち仕事に比べれば格段に楽といえますが、それでも身体的な負担が皆無というわけではないのです。特に環境の悪いコールセンターではきついと感じることも多くなります。
職場の雰囲気が合わない
職場の雰囲気が合わないことも働く上では負担になります。コールセンターの求人では幅広い層をその対象にしています。服装や髪型が自由というところも多く、様々な人が働いており、結果として職場ごとにその雰囲気にもかなり幅があるといえます。
開放的な職場もあれば落ち着いた職場も存在するため、自分が考えていた職場と違うということが起こりえます。この点でギャップを感じてしまうと自分が浮いているような気になり居心地が悪く負担になるのです。
人間関係に馴染めない
コールセンターは人の入れ替わりが比較的多い職場です。そのためアルバイトも含めて従業員が新人とベテランに2極化しているところも少なくありません。そうしたところでは既に人間関係が出来上がっているところに入っていくことになり、場合によっては上手く馴染めない可能性もあります。
コールセンターはオフィスワークのため、気軽に質問や相談ができる環境であるかは重要です。人間関係に馴染めないと周囲に頼れず、仕事上の悩みなどを1人で抱え込むことになってしまいます。その分無理をして働くことになるため、どうしても仕事がきつく感じられてしまうのです。
ブラックバイト
コールセンターの仕事の中には、いわゆるブラックバイトと呼ばれるような仕事も存在します。研修やマニュアルがいいかげんで、いきなり無理なノルマを課されるようなケースです。またそこまで露骨ではなくてもアルバイトを軽んじている職場はそれなりに紛れています。そうした職場にあたってしまうと当然仕事はきついものになります。
まとめ
コールセンターのアルバイトがきつい理由は主にハードルが最初の方に集中していることにあると言えます。最初に研修で色々と覚えなければいけない、いざ仕事を始めてもクレームなどでヘコまされる、更にそこで周囲に相談できないと挫折しやすく、きついという印象のまま辞めてしまうことになるのです。
しかし逆に言えば最初のハードルさえ超えてしまえば、その後は概ね楽と言えます。職場の下調べをきちんとして得意なジャンルを選ぶことで最初のハードルも下げることができます。「きつい」というイメージだけで敬遠するのはもったいないかもしれません。
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