コールセンターの仕事大辞典
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いざ働こうと思い行動を起こしたときに意外とつまずくのが志望動機です。一体何を書いたらいいのだろうと思ったことが誰しも一度はあると思います。

そこでここではコールセンターの志望動機を書くにあたって重要となるポイントを説明します。また関連するコピペや面接に関しても後半で触れておきます。

志望動機を書く前に

志望動機の書き方の前にひとつ注意してもらいたいことがあります。それはコールセンターで働く場合、アルバイトはNGだということです。

理由は簡単でアルバイトでの雇用はメリットに対してデメリットが大きいからです。基本的にアルバイトのメリットは勤務時間に多少の自由が効くという点のみで待遇などの面では他の雇用形態に劣ります。また選べる職場の幅が狭くなる事が多く、その分ブラック企業にあたるリスクも高いのです。

そのため仮に腰掛け程度のつもりであっても派遣など他の形態での雇用を強くオススメします。

オペレーター経験なし(未経験)ならどうする?

コールセンター経験者であれば以前の経験を活かせることをそのまま理由として挙げればほぼ問題ありません。ではコールセンター未経験者の場合はどうすればよいのでしょうか?例文を挙げるので見ていきましょう。

サンプル:前職が接客業なら

前職では接客の仕事に従事していました。お客様の満足が得られるよう話し方などに工夫を心掛けるうち、人と接する仕事に対してやりがいを持って取り組めるようになりました。

人と接するオペレーターも同様にやりがいのある仕事として惹かれ、また顔が見えないからこそ必要となる丁寧な電話応対や気配りなどより専門性の高いスキルやビジネスマナーを学べることにも魅力を感じています。

研修制度が充実している貴社でなら敬語や話し方など前職の経験を活かして働きつつ、コミュニケーション能力を高めて仕事に貢献していけると考え未経験ですがぜひチャレンジしたいと思い応募させていただきました。

別業種からの転職で注意するポイント

前職が別の業種である場合は、その経験を踏まえた上で仕事の魅力や身につけたいスキル、達成したい目標について具体的に書くことで働く意欲が伝わります。

また前職のキャリア・経験がどう活かせるかを述べ、コールセンターの仕事への理解と展望があることをアピールすることも有効です。

業種の変更が向上心からのものであると思ってもらうことがポイントになります。

悪い例

以前からコールセンターの仕事に興味があり、募集を見てシフトや待遇面が希望に沿っていたので応募させていただきました。自宅から職場までの距離も15分ほどと近く、また研修制度が充実しており未経験でも働きやすい環境であることも理由です。

前職は接客の仕事をしていたので対人スキルには自信があります。前の職場ではバックヤードの仕事を振られるなど思ったように働けなかったので、今回貴社で自身のスキルを活かして働きたいと考えています。

ポイント

志望動機で企業が知りたいのはその人がどういった人なのかという点です。抽象的であったり曖昧な表現を使うとその人の目標が見えてきません。

立地や待遇、研修制度などを理由に挙げると働く姿勢に具体性が出ますが、そうした理由ばかりをメインに並べてしまうと受け身にとられます。

前職への不満や悪口も好ましくありません。仮に雇っても何か不満があれば辞めてしまう人だと思われます。

社会人経験・バイト経験がない場合

社会人経験・バイト経験がない場合は、前職の経験の代わりに自分の性格やプライベートでの経験を元に理由を組み立てます。

サンプル

私は人と接することが好きな性格をしています。日頃からコミュニケーション能力を高めそれを活かした仕事がしたいと考えています。今回応募させていただいたのは充実した研修制度がある貴社でならその2つが叶うと思ったからです。

人と話すことは得意ですが更に電話応対などのスキルを身につけて貢献できるように努めたいと思います。忍耐力も人並み以上にあると自負していますので苦情などにも真摯な応対を心掛けてゆきます。

シフトはいつでも問題ありませんので夜間も入れます、またなるべく長い期間働きたいとも考えています。

ポイント

社会人経験・バイト経験がない人を雇う場合、その能力について高いものを求めることはあまりありません。

採用の判断には主にやる気や仕事に向いていそうかといった点を見ます。コールセンターの場合、志望動機はやる気に加えて根気が伝わるように書くと効果的です。またシフトに自由が効くのであればアピールとして取り入れるのもいいでしょう。

ポイントとしては何故コールセンターを選んだのかという部分に、人と話すことが好きであるとか、サポート窓口で丁寧な応対を受けたことがあるなど、自身の性格や経験を混ぜることで具体性が増し説得力が出ます。

コピペについて

志望動機のサンプル例文はネットや書籍等で多々見かけます。中にはコピペOKというところもありますが実際にコピペの志望動機で問題はないのでしょうか?

結論から言ってしまうと実は大丈夫であることが多いです。

志望動機において抑えるべきポイントは決まっているため、同じような経歴の人とはどうしても内容が似通ってしまいます。つまり自分で工夫を凝らし書いたとしても内容面ではコピペとそれほど差はできないのです。

もちろんコピペと看過されてしまうとマイナスになりますので、なるべくは自分で書いたほうがよいでしょう。もしサンプルを使う場合は自身の志望動機に合うように改変するなど多少は手を入れたほうがよいと思います。

ただ志望動機を書くことは自分の中の情報を整理することにも繋がるので面接にあたっての心構えにも役立ちます。最終的にコピペを使うにしても改変は必要なので一度は自分で志望動機を書き出してみることをオススメします。

また何かしらの資格や専門知識を持っているのであれば有効なアピールポイントになるので、コピペではなく自分で書いたほうが採用には有利に働きます。

面接官は何をみているのか

面接官は面接でどういった点を見ているのかについて説明します。面接官の視点を知ることで気を付けるべきことや心構えを持てます。

普通、顔を合わせた時点でその人がどういった人なのか判断するのは困難です。面接では短い時間でそうした判断を行わなければいけません。そのため面接では以下のようなポイントに絞って採用に値するのかを見ています。

常識があるのか?

まずは一般常識を備えているかを見ます。面接を受ける人の中には突飛だったり自分勝手すぎる人もいるからです。例えば自己PRが行き過ぎて上から目線になっていたり、ひたすら待遇面での確認ばかりに終始するような人もいます。

話の内容

立派なことを言っているかではなく具体性や説得力があるかを見ます。要は上辺だけで喋っていないか働く意欲の本気度を見ているわけです。志望動機の場合と同様ですね。当然ですが志望動機などと一貫性が保たれているかも見ています。

話し方

コールセンターの仕事は「話すこと」です。話し方については研修で指導が入るとはいえ、ボソボソ喋るなどの話し方によっては不向きと判断します。また自信がなさそうだと採用側としてもちゃんと働いてくれるのか不安になります。ハキハキと自信を持って喋っている人の方が安心して採用できるのです。

服装

コールセンターでは勤務時の服装に規定がなく自由な所も多いですが、面接時にはスーツなどビジネス向けの服装をしているか否かで評価が変わります。きちんとした服装をして来ている人はその分やる気も高いと評価しますし、逆にあまりに派手であったりラフすぎる格好の人はやる気や常識が欠けていると受けとります。

やる気

こうした点を踏まえて面接でもっとも重視されるのはその人の「やる気」です。能力については基本的に経歴を見て判断します。そして上記のような項目で最低限必要な条件を満たしているかを見て足切りし、やる気やモチベーションの高さに応じて採用を決定していくことになるからです。

まとめ

志望動機は企業に自分を知ってもらうために書くものと理解しましょう。

ポイントを抑えて自身の経験などと結びつける事でその企業を選んだことに説得力が出ます。自分がやりたいことやできることを明確にし将来のビジョンと合わせることでやる気をアピールできます。コールセンターの場合は根気や忍耐力、コミュニケーション能力を素質として重視します。

必要なのはいかに採用担当者を納得させるかという点なのです。

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