コールセンターの仕事大辞典
コールセンターの仕事をわかりやすく説明するサイト。正社員から派遣社員、アルバイトまで、様々な業務形態で働くことができるオペレーターからQA、SVの業務まで幅広く紹介。あなたに向いている仕事をみつけましょう。
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コールセンターの雇用形態【正社員、派遣社員、アルバイト、業務委託】のメリットとデメリットをみていきましょう。

正社員

正社員とは企業に雇われている労働者のうち、正規雇用で雇われている人を指します。雇用期間を定めず、所定の労働時間いわゆるフルタイムで働く形態での雇用です。

メリット

正社員のメリットは安定して働けるという点です。会社が提供する各種の福利厚生を受けられるほか、昇給や昇格などの制度もあり継続して働きやすい環境が整っています。

また、研修や経験を積む機会も与えられるので、他の雇用形態と比べキャリアを形成しやすいことがメリットです。仮に離職・転職などで職場を離れることになっても、正社員での職務経験があることで再就職にプラスに働くため有利です。

デメリット

正社員のデメリットは採用にあたっての難易度が高いという点です。メリットで述べたように正社員は企業から様々なバックアップを受けられます。その分企業としても優秀な人材が欲しいため採用基準は厳しくなるのです。

もうひとつのデメリットは服装や時間についてです。コールセンターのメリットとしてよく服装が自由という点や働く時間を選べるという点が挙げられます。しかし、正社員として働く場合はきちんとした服装が求められ、働く時間も固定されます。

おすすめ度:☆☆☆☆☆

継続的に働くのであれば正社員が最もお奨めです。しかし、正社員の採用基準はバイトや派遣社員よりも厳しいです。

もし正社員を目指すのであれば人材紹介会社を利用することや、紹介予定派遣で派遣から正社員を目指すことをおすすめします。

派遣社員

派遣会社から企業や官公庁などに派遣され業務にあたるという形態です。派遣会社に雇われている形ですが、派遣先から指示や命令を直接受けて働きます。

メリット

派遣社員のメリットとしてまず挙げられるのが採用されやすいという点です。派遣会社を通している時点で条件のすり合わせがある程度済んでいるため、すんなりと働くことが出来ます。また、時給が高いこともメリットです。オペレーターの仕事だけでなく、SSVやSVなど、管理職での採用もあります。要するに、アルバイトとは異なり、ある程度責任のある仕事も担当できる。

働き方

アルバイトと同じような気分で働くこともできるし、就職する企業をしっかりと見極めたいので紹介予定派遣を使うことができる。、要するに、働き方の幅が広いです。

デメリット

派遣社員は正社員と比較すると待遇面で劣る部分があります。雇用に契約期間があるのは、長く仕事を続けたい人にとってはデメリットです。職場が気に入り働き続けたいと思っても期間を更新してもらえないことがあります。また、キャリアアップも可能ではありますが正社員と比べるとチャンスは限られます。

派遣会社に所属しているため派遣先の福利厚生は基本的には受けられないという点もデメリットです。

おすすめ度:☆☆☆☆★

多くの場合、金銭面では正社員と同等以上の待遇で働けます。しかし、安定やキャリア形成といった面でやや不足があります。

紹介予定派遣に限らず派遣から正社員に登用されるケースもあるため、正社員を見据えた上でまず派遣社員から始めるという選択もあります。

アルバイト

アルバイトは非正規雇用と呼ばれる雇用形態の一つです。正社員と同様にその企業に直接雇用される形になります。

メリット

採用基準が緩いことが多いため比較的簡単に働くことができます。短い時間から働ける点もメリットです、また働く期間も決められます。週払い、日払いといった案件もあるので今すぐお金が必要というケースに対応できます。その他のメリットとしては、企業の提供する福利厚生の対象として認められている場合があります。

デメリット

まず、給与が安いところはデメリット。コールセンター自体は時給の良い仕事ではありますが、やはり正社員や派遣社員と比較するとどうしても劣ります。また派遣社員と同様に基本的に有期雇用のため、長期間働くことは困難です。

キャリア形成が望めない点もデメリットです。立場上責任のある仕事を任されることはほとんどないため経験を積む機会はなく、スキルアップなどの機会が少ない。また、アルバイトは経歴としては見てもらえないこともあります。

アルバイトは立場が弱いということもデメリット。最近ではブラックバイトの例で知られるように、無茶なノルマを課せられてしまうことも。

おすすめ度:☆☆★★★

入るのが楽な分見返りが少ないのがアルバイトです。継続して働く、あるいは経験を積むには全く向いていません。時給面でも派遣社員に劣るため、学生のバイトや今すぐお金が必要というケース以外ではお奨めできません。

業務委託

やや特殊な形態としては業務委託があります。業務委託とは企業と契約を結び業務を引き受けるという働き方です。主に在宅でコールセンター業務を行うような仕事が業務委託に該当します。

業務ごとの契約になるのですが、コールセンターの仕事ではこうした働き方をしている人も増えてきているので取り上げておきます。

個人事業主です。自営業者ですね。

メリット

一番のメリットは在宅で仕事を行えるという点です。子育てや介護などで自宅を空けられない、地元に仕事がない、時間の都合など様々な事情に対応できることが魅力です。

業務委託の多くの案件は成果報酬制をとっています。電話件数に加えて、契約を取るなど一定の成果に応じて報酬が支払われます。特に後者については単価が高めに設定されていることが多く、高額の報酬を得ている人もいます。

デメリット

業務委託のデメリットは設備や環境を自前で整える必要があるという点です。仕事に使用するPCや通信回線、生活音対策などは予め自費(もしくは経費)で用意しなければいけません。また研修に掛かる費用なども自分持ちとなります。

仕事上のデメリットとしてはひとりで仕事を行うため周囲に頼れないことが挙げられます。悩みを相談できる相手も居ないのでストレスも自分ひとりで抱え込まなければいけません。

また税金などの手続きは面倒です。取引先の年末調整を受けることができませんので、個人事業主として確定申告を自分で行う必要があります。

おすすめ度:☆☆★★★

在宅で仕事ができるという他にはないメリットがある一方で、仕事やそれに関わる雑務など全てを自分で解決しなければいけません。また成果報酬ということはお金を稼ぐために実力が必要ということでもあります。コスト削減で業務委託を行っているところにはブラックな案件も多いため仕事を見極める力も必要です。

総じて業務委託という働き方はコールセンター上級者向けと言えるでしょう。業務委託を検討する場合はメリットとデメリットを天秤にかけ熟考した上で選択して下さい。気楽そうといった安易な理由で選ぶと後悔することになります。

まとめ

アルバイトはあくまでお金を稼ぐ手段であり先に続くものがありません、また時給面も派遣社員に劣ります。業務委託は主に時間の都合などでリタイアしたベテラン向けといったところでしょう。生活基盤として働き続けるのであれば正社員を選びましょう。

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